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そもそもお年玉ってどうして子どもにあげるの?

今年もあとわずか…忙しい年末を乗り切ったら楽しいお正月がやってきますね!
お正月は親戚や親しい人と集まって、その場にいる子どもたちにお年玉をあげるというなんとも和やかな習慣があります。
お年玉をもらって喜んでいる子どもたち、とってもかわいいですよね~!
でも…「どうしてお正月には子どもにお年玉をあげるの?」と、改めて考えてみると、確かによくわからない!
お年玉の由来
実はお年玉というのは、そもそもの始まりはお金ではなくお餅だったそう。
お餅だった理由は、みなさんご存知「鏡餅」から来ています。
昔からお正月には「歳神様」という神様を迎えるため、お正月飾りや門松、鏡餅などを用意しました。
鏡餅はその神様の魂が宿る場所、と考えられていたので、お正月には家長が「御歳魂」として子どもに分けて配るという習慣があったそう。
それがお年玉の始まりと言われています。
その後はお餅だけではなく、物やお金に変化していったのですが「お正月に家長や年長者が子どもにお金をあげる」という習慣は根付いていったんですね!
お年玉は、一年の始まりであるお正月に、大人から子どもに幸せや健やかな成長を願う物としてあげる物だという事がわかってもらえたと思います。
でも、肝心のお年玉の相場についてはよくわからない!という方も多いはず。
親戚が集まった時に、甥や姪、親戚の子どもなどにお年玉をあげる際、あまりにも少なかったり多かったりしないよう「一般的なお年玉の相場」も知っておきたいところです。
また、お年玉をあげる際のマナーや気をつけたい事についても、しっかりお話していますのでぜひお正月を迎える際の参考になさってくださいね♪
お年玉の年齢別の相場をまとめました!
それではここからは、赤ちゃんから学生まで「お年玉の相場はいくら?」というお悩みに、一般的にはこのくらいの相場ですよ〜という内容をまとめました。
乳幼児(0歳〜3歳くらい)
- 500円〜1000円
- あげない
このくらいの赤ちゃんや本当に小さな子どもには、本人に手渡すというよりは、その親に預かってもらうというパターンになる事が多いですよね。
赤ちゃんや乳幼児なので500円くらい、という事もあれば「大人に渡すのにお札じゃないと失礼」という考え方で1000円札を選択する人もいるようです。
ただやはり乳幼児は、自分で買い物をするという事はできませんよね。
そこで「これで何かおもちゃでも買ってあげてください」と、1000円程度の商品券や金券を渡したり、簡単なおもちゃや身の回りの物をプレゼントするという事もあるようです。
未就学児(3歳〜6歳くらい)
- 500円
- 1000円
3歳頃からは、本人に手渡して「どうぞ!」と言えるようになりますよね。
その時に、本人が何かを買うのに使いたいと言い出しても困らない程度の額、というと500円から1000円程度が無難なようです。
小学校低学年
- 1000円
- 2000円
- 3000円
小学校に入ると、1000円・2000円・3000円とお札をあげる場合が多いよう。
低学年といっても年齢差があります。「1年生の時は1000円だったから、2年生になったら2000円」に、少しずつ金額をあげていってもいいのかな?という印象ですよね。
ただ、お正月というおめでたい席なので2000円だと割り切れるので、1000円か3000円という風に縁起を気にする人もいるとか。
そこは集まる場所の雰囲気や、今までのやり方などを軽く調べておくといいかもしれません。
また低学年のきょうだいがいるという家の子どもにあげる場合は、年齢差があっても同じ金額という事も多いかと思うので、低学年のうちは2000円前後と考えてみてはどうでしょうか!
小学校高学年
- 3000円
高学年になれば、友達同志で遊ぶ事も出てきます。
欲しい物も低学年の時よりは、若干高額になるでしょう。
かといって5000円となると、高学年の子どもが管理するには負担が大きそう…3000円程度が相場なようです。
中学生
- 3000円
- 5000円
中学生といっても、1年生と3年生では金額が変わってくるようです。
3000円から5000円の間で、その学年に合った金額をあげるといいのではないでしょうか。
4000円がちょうどいいかな?という場合でも、おめでたい席で「四」という数字は避けたいという人が多いようで、日本らしさを感じますね。
「そういう事は気にしないよ!」という雰囲気であれば、気にしすぎなくてもよさそうです。
高校生
- 5000円
- 10000円
高校生にもなると、圧倒的に5000円以上という人が多いようです。
高校3年生なら、受験を控えていたり就職活動をしている子もいるでしょう。その足しになるように、と10000円をあげてもいいかもしれませんね。

お年玉をあげる時のマナー

親しい親戚や甥姪なら、そんなに気にしなくてもいいかもしれませんが、ちょっと目上の方のお子さんなどかしこまった相手の場合には、以下のマナーを覚えておくといいかも!
- お金はポチ袋に入れる
- お札は左から右へと、三つ折りにする
- 硬貨を入れる場合は袋の表面と硬貨の表面が合うように入れる
- 4と9のつく数字は避ける
硬貨は、製造年月日が書いてある方が裏。その面を袋の表側に合わせないようにすればOK!
4と9のつく数字は、「4(死)と9(苦)を連想させる」と言われていますが、お年玉ではそこまで気にする人はいないのかもしれません。
ただ、万が一気にされる方かもしれないという事を頭に入れておいて、なるべく4と9のつく数字は避けた方が無難かも。
お年玉をあげる時に気をつける事

先ほどお話したマナーに気をつければ、あとは子どもにあげるだけなのですが、その他にもちょっと気をつけたい事があります!
- 地域性を考慮する
- 集まっている子ども同士に格差がないようにする
地域性に関しては、その地域意外では全くなじみがないような事も「みんなの常識」になっている場合がありますよね。
例えば、沖縄県ではお年玉は年齢に関係なく一律1000円というのが一般的な相場だそう。
状況によって変化する事もあるかもしれませんが、沖縄県であればみんなが1000円の所を5000円あげる…というわけにもいきませんね。
そういった地域性により相場が決まっていないか、あらかじめ調べておくのもいい方法。
また、その場にいる子ども同士で金額に差が出てしまうとケンカになってしまうかも。
「今年はみんな1000円」など、割り切って同額にするという手もありますね。
お年玉の相場は知っておいて損はない♪

なかなか難しい、子どもへのお年玉の金額。
自分の子どもであれば「だいたいこのくらいかな?」と見当がつきますが、親戚や甥姪、友人の子どもとなると悩んでしまいます!
そんな時には、今回お話した相場や、マナー、気をつける事を思い出してみてください!
みなさんの悩みの手助けになれば嬉しいです。
楽しいお正月をお過ごしくださいね!

この記事のライター:ふじもとつるり
Webライター、エッセイストをしているアラフォーママです。 2020年に23歳の猫を天国に見送ってからは、7歳の女の子と夫の3人暮らし。 現在は小一の壁と、娘の学力向上のために奮闘中です。 里なし・ワンオペ育児の経験を活かして、いろんなコラム、エッセイ、インタビュー記事を綴っていきたいです!
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