「子どもが何でも自分でやると言い始めて、お手伝いの仕方に悩みがある」
パパやママいらっしゃいませんか?
私の娘は2歳なのですが、最近私が洗濯や机を拭いていたり掃除をしていると
「自分でやりたい」「お手伝いします」と言って大変なんです。
自分でやりたい気持ちを大事にお手伝いさせてみても、2歳なのでお手伝いの仕方がよく理解できず失敗することが多いです。
何が大変なのか
「大人と同じようにできると思ってやってみる→失敗する→イヤと泣き叫ぶ」
と毎回繰り返し、泣き叫んだ時の対応に毎回手を焼くのです。
大人もストレスがないようなお手伝いの仕方がないかなぁと考えて色々と試してみました。
今回は自己肯定感が高まる3つお手伝いとお手伝いの効果についてご紹介します。
大人も楽しみながら、子どものやってみたい気持ちを大事にしてあげたいですよね。
目次
2歳児とお手伝いの関係とは
2歳になると自我が目覚めることで、自分でやりたいという気持ちが強くなります。
しかし、子どもなので段取りなんて全く理解していません。
時間は、大人の数倍かかる、むしろぐちゃぐちゃになって後でやり直しをしなければならないということも多々あります。
大人に余裕がない時はイライラしてしまうこともありますよね。
たとえば、子どもがスーパーで買ったものをエコバッグに入れて持ち運びたい場合
エコバッグはかなり重いので、子供でも持ちやすい少し軽いものにしてあげるとします。
しかし子どもは同じではないからイヤとなります。どうやら子供だから別のものは効かないようです。
「大人と同じものをお手伝いしたい」
というのが子どもの気持ちだということがお手伝いをさせることのポイントです。
やらせてみよう!3つのお手伝い
大人もストレスなく、子どもも楽しく取り組めるお手伝いは何なのかと気になる人も多いと思います。
そこで、大人がどの家事で時間を使っているかに着目してみました。
平均して、料理が2.2時間、洗濯が1.2時間そして掃除が1.0時間費やしているという調査結果が分かりました。
つまり、負担が大きいこの3つの家事を少しだけ子どもに手伝ってもらえたら大人も楽になりますよね。
さらに、子どもも楽しければ一石二鳥になります。
大人がストレスなく子どもの自己肯定感を高めるお手伝いは3つあります。
②洗濯
③掃除
についてどのように子どもにお手伝いさせるのかご紹介します。
良かったら参考にしてみてくださいね。
①料理
料理は、切る・焼く・煮る・混ぜる・揚げるなどさまざまな工程があります。
その中で2歳の子どもに安全に任せられるものはなんでしょうか。
・レタスをちぎってもらう
・さやいんげんの下処理
・玉ねぎの皮むき
などがあります。
一緒にやることで料理がどのようにできて食卓に並ぶのか、野菜の内部や葉がどうなっているのかを見ることができるので子供には楽しいようです。
さやいんげんの下処理をお願いしてみたら、新たな発見があったようで娘も夢中でやっていましたよ。
下処理をお願いしている時間少し時間ができるので私は違うことができ有効に時間を使うことが出来ました。
ほかには食べる前にはお箸やスプーン、フォークを並べてもらったりもしています。
少しだけ食べる前の準備が楽になりました。
②洗濯物を取り込む、畳む
洗濯物って大人でもめんどくさく苦手な人が多い家事です。
我が家では夫が洗濯物を畳む家事が苦手なので私が主に担当しています。
なぜ、洗濯物が面倒くさいか考えたことありますか?
それは工程が多いからなんです。
②洗濯機から洗濯物を取り込み、干す
③乾いた洗濯物を使う人、服の形状に分けて畳む
④分類した畳んだ洗濯物を収納スペースに入れる
②から④の工程が大変面倒なんですよね。
この工程を子どもと一緒に出来たら楽だと思いませんか?
さらに子どもが自主的に分類してくれたりしたら時間が短縮できると思いませんか?
しかし、2歳なので高度な畳み方なんてできませんよね。理想と現実は違います。
ですので、私は2つのことをお願いしました。
・子どもには洗濯バサミから洗濯物を取ること
・洗濯物の分類
洗濯バサミから洗濯物を取ることは手先を動かすので脳の運動にもなりますし、子どもも洗濯物が取れたと分かりやすいので達成感があります。
大人でも面倒な分類ですが、「このシャツ誰のー?」「パパのーこっちに置くね」と子どもと一緒にゲーム感覚で分類させると楽しみながら出来ますよ。
③掃除
掃除は薬品を使いながら作業するものも多いので水でできる掃除をお願いしています。
我が家でお願いしているのは2つのことです。
・机をふきんで拭くこと
・クイックルハンディでホコリを払ってもらう
どちらも自分でやると言って楽しそうにやってくれます。
最初、机を拭くのは拭きたい場所だけで隅々までやってくれなくて頭を抱えましたが、隅が水で拭いていないことに気づきしばらくすると隅々まで吹いてくれるようになりましたよ。
お手伝いがもたらす3つの効果
お手伝いをすることで3つの嬉しい効果が身につけられるのはご存じですか?
②問題解決能力が身につく
③時間の感覚を身につけられる
大人としてはお手伝いをしてくれると負担が少なくなるので助かりますよね。
なんと、それだけではなく実は子どもの成長にもつながります。
「お手伝い」が「時間の感覚」を身につけさせ、「時間の感覚」が「生活習慣」を身につけさせ、「生活習慣」が「高い学力」をもたらす”ということが文部科学省の分析の結果から分かったのです。
「お手伝い」が子どもにもたらすいくつものメリット――お手伝いの習慣が高い学力につながる理由
お手伝いはささいなことですが、頭のいい子に育てたいというパパやママはぜひお手伝いを取り入れてみましょう。
【お手伝いの効果①】自己肯定感が高まる
そもそも自己肯定感とは、「自分には価値があるんだ」と前向きに自分の存在価値を受け止める感覚のことです。
お手伝いにより、出来たことの達成感や大人からありがとうと言われることで役に立ったと思えることから自己肯定感が高まりますよ。
・コミュニケーション能力が高く、良好な人間関係を築ける
・ポジティブで、プラス思考
・物事に集中して取り組むことができる
・失敗を怖れず積極的にチャレンジしていける
自己肯定感が高い子は、コミュニケーション能力が高いことやプラス思考から他者を認めながら積極的に関われるので人間関係も良好に築くことができます。さらに、失敗してもチャレンジしていけることも強みです。
【お手伝いの効果②】問題解決能力が身につく
1つのお手伝いは様々な動作が組み合わさって成り立っています。
たとえば、洗濯バサミから洗濯物を取るお手伝いでは、3つの動作から成り立っています。
⒈洗濯バサミをつまむ
2.洗濯物を取る
3.洗濯カゴに入れる
早く、洗濯物を取るためにはどうすれば良いでしょう。
1の洗濯バサミをつまむ際にわざわざ遠い位置にある洗濯バサミを選んでつまみますか?
効率を考えると、手前の洗濯バサミからつまみますよね。
さらに、洗濯カゴも洗濯物を入れやすいように自分の近くに置いたりしますよね。
何度もやっているうちに、効率を考えて段取り良くできるようになります。
問題解決能力が身につくことで、必要な情報を選択し正しい判断をすることが出来るようになりますよ。
【お手伝いの効果③】時間の感覚を身につけられる
お手伝いは時間によって限定されるため、お手伝いによって時間の感覚を身につけられます。
たとえば、寝る前にレタスをちぎることはあまりないですが、料理の時間にレタスをちぎることはありますよね。
さらに、洗濯物を干すのは日が登っている日中のことが多いと思います。
洗濯物を取り込んだあとは食事だ、食事が終わった後は机を拭くなどお手伝いによって時間の感覚が身につけられます。
時間の感覚を身につけられると、ダラダラ1つのことをやらずに時間を決めて物事ができるようになります。
さらに、時間の感覚が身につくと生活習慣が身につくことにつながります。
2歳児の自己肯定感が高まる3つのお手伝いと3つ効果とは?のまとめ
この記事のまとめです。
・お手伝いは「大人と同じものをお手伝いしたい」というのがポイント
・大人がストレスなく子どもの自己肯定感を高める3つのお手伝い
①料理 ②洗濯 ③掃除
・お手伝いがもたらす3つの効果
①自己肯定感が高まる ②問題解決能力が身につく ③時間の感覚を身につけられる
お手伝いは些細なことですが、子どもの成長に大きく関わります。
大人もイライラすることなく子どもと一緒に楽しめるお手伝いをご紹介しましたので、自分でやってみたいと言い始めたら試してみましょう。
この記事のライター:misaki43
1歳4ヶ月差の年子姉妹を育てるワンオペママ。地方育ちの転勤族。前職が金融機関に勤めていたこともあり金融記事も執筆しています。夜泣きや離乳食、トイトレに悩みながら子育て中!