「子どもが野菜を食べない」
「うちも一口も食べないよ」
とママ友と苦笑いしながら話すことはよくあることです。
あなただけではなく多くのママが子どもにどうやって野菜を食べさせようかと頭を抱えています。
私の娘も野菜を全く食べず、手もつけませんでした
お手上げ状態で困り果てた私は、一度野菜を子どもに食べさせるのを諦めました。
しかし、今では野菜をちゃんと食べてくれます。
この記事では経験談を混じえながら、野菜嫌いの克服のコツと簡単な野菜レシピについてご紹介します。
少しでも野菜を食べてくれるようになるといいですよね。
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目次
【実践】野菜嫌いを克服するコツ
あなたは野菜を食べないと頭を悩ませながら、とりあえず子どもにそのまま野菜を食べさせていませんか?
「一度野菜を食べさせることを諦めてみましょう。」
諦めてもいいんです。
私も一度諦めて、果物に変えました。
諦めることで野菜を食べさせなければならないという負担が軽くなった気がしますよね。
少し気持ちが楽になったところで野菜嫌いを克服する5つのコツをご紹介します。
①子どもの前で一緒に食べる
②図鑑や本物を見せて野菜が何かを理解させる
③細かく刻む
④味付けを濃いもので野菜の味をごまかす
⑤野菜を野菜ジュースと果物に置き換える
あなたが出来そうなものからとりあえず試してみましょう。
①子どもの前で一緒に食べる
子どもが自分だけ違うメニューだったり、大人と一緒にご飯を食べていないと子どもは自分だけ違うと思い食べないことがあります。
我が家は、完全に別メニューで夕飯は大人は子どもが寝てからゆっくり食べるようにしていたことから全然野菜には手をつけてくれませんでした。
ハイと渡してみても、持つこともせず食べさせようとすると口も開けてくれませんでした。
しかし、私が一口目の前で野菜を食べて、その後に子どもにも食べさせようしたら、口を開けてくれました。
どうやら大人が食べていなかったことが不思議だったみたいです。
大人が食べる、特にいつもお世話する人が食べてるものだと安心して食べてくれますよ。
②図鑑や本物を見せて野菜が何かを理解させる
娘が野菜を食べなくなったのは、1歳前後の時でした。それまで食べていたのに、急に食べなくなったのです。
1歳前後になると言葉で話せたり、理解が少しずつできるようになってきます。
自分が名前の知らない食べ物が食卓に並んでいたら不安ですよね。
子どもの場合も同じです。
少しずつ理解ができるようになった時に、知らないものがでてきたら不安なんです。
そこで、図鑑で野菜を一緒に見て野菜を覚えさせました。
さらにスーパーに売っている野菜、冷蔵庫の野菜を持ってきて本物の野菜に触れさせながら食事にでてきた野菜とリンクさせるようにしました。
娘には、食事にでてきた野菜とリンクさせる方法が効果抜群でした。
野菜の名前が分かるようになり、人参が食べれるようになりましたよ。
③細かく刻む
細かく刻むアイディアは、1歳半健診の時の栄養士さんからいただいたアドバイスです。
私が娘のあまりの食べず嫌いに栄養バランスを心配してどうしたら野菜を食べるのかを相談したら、細かく刻んで食べさせてみてくださいをアドバイスをいただきました。
栄養士さん曰く、「まずは細かく刻んでそのまま食べさせてみましょう。それでも食べなかったら、ハンバーグに混ぜて野菜が見えない作戦を。それでもダメなら、野菜スープにして野菜のエキスを食べさせてあげてください」と言われました。
1歳半健診が終わった後、早速家で野菜を細かく刻んで出してみました。
自分からは食べなかったものの食べさせたら野菜をなんと食べたのです。
子どもの野菜嫌いに悩んでいたらまずは、細かく刻むことを試してみましょう。
④味付けを濃いもので野菜の味をごまかす
味付けが濃い料理とは、例えばカレーやスパゲッティー、ピザなどがあります。
最初はカレーをなかなか食べなかった娘でしたが、一時預かりの給食でカレーが出た際にほかの子たちが食べているのに影響を受けてかおかわりするくらい食べたことがありました。それがきっかけでカレーは食べられるようになりました。
スーパーに行くと、アンパンマンやプリキュアやポケモンのパッケージのカレーがあります。
娘はアンパンマンが大好きなので、よくアンパンマンカレーを食べさせています。
アンパンマンカレーにはシールが入っているので子どもも喜びますよ。
さらにカレーを出すときに、少し小さく刻んだ野菜をいれて食べさせています。
子どもって麺の料理好きですよね。
トマトもなかなか食べさせるのに苦労したのですが、スパゲッティーでミートソースを作って食べさせたら喜んで食べたのです。
あんなにトマト食べなかったのにミートソースにすると食べるんだということに驚きました。
もし、あなたの子どもが麺が好きならミートソースを出してみましょう。食べる可能性があります。
ピザは、パンにもなりますし、チーズがたっぷりのっていかるからか味がごまかされて野菜を食べやすいみたいですよ。
⑤野菜を野菜ジュースと果物に置き換える
我が家では野菜を食べないのなら、野菜ジュースや食べられる果物で少しの栄養素を補いました。
しかし、野菜と果物はイコールではありません。
ですので、野菜が足りないからと言って果物で全て補うことはできません。しかし、少しはビタミン・ミネラル・食物繊維を摂ることができますので大人も安心ですよね。
オススメの果物は、バナナやイチゴやキウイです。
食物繊維が豊富なバナナ
バナナには食物繊維が多く含まれています。
食物繊維によって、便秘の解消や有害物質を体外に排出する大切な働きをします。
野菜のレタスを同じくらいの食物繊維が含まれているんです。
便秘でお悩みのお子さんを持つママやパパはぜひ試してみましょう。
ビタミンCが豊富なイチゴ
イチゴは、ビタミンCが豊富なんです。
みかんよりも多いんです。
意外ですよね。
栄養素充足率はNo1のキウイフルーツ
栄養素充足率とは、同じ量(100g)を食べた時に、ビタミンやミネラル、食物繊維などの17種類の栄養素が基準値に対してどのくらい含まれているかを比較できるように数値で表したものです。数値が高ければ、栄養素がバランスがよいことを表しています。
上の画像からキウイは果物の中で1番栄養素充足率が高いんです。
キウイはそのままでも食べられますし、ヨーグルトにいれて食べることもできますよ。
子どもがぱくぱく食べてくれる、簡単野菜レシピ
簡単に野菜を食べてくれるレシピがあったら知りたくないですか?
食事は毎日のことなので、できるだけママやパパの負担は少ないほうがいいですよね。
今回4つの簡単レシピをご紹介します。
①ドライカレー
②ハンバーグ
③ギョーザ
④ピザ
どれも我が家では実際に作って子どもに大好評でしたよ。
①ドライカレー
カレーは野菜の味をごまかすことができます。
しかもたくさんの野菜を食べることができますよね。
◆材料 (2人分(大人と幼児))
牛豚あいびき肉50g
キャベツ2枚
にんじん3センチ
玉ねぎ1/2個
トマト小1/2個
水50cc
油小さじ1
こども用カレー粉大さじ1
◆作り方
1野菜を細かく刻む
2フライパンに、玉ねぎ→肉→野菜を入れて炒める
3水を入れて煮込む
4カレー粉を入れて煮込む
◆ポイント
野菜を細かくする。
美味しいねと言いながら一緒に食べる。
※ 詳しいレシピはこちらから
1歳〜幼児食☆野菜たっぷりドライカレー by watasan☆
②ハンバーグ
豆腐を入れているので、ふわふわなハンバーグができます。
お肉好きのお子さんにおすすめです。
◆材料 (直径4〜5㎝大のハンバーグ10個分)
ひき肉150g
玉ねぎ小1/2個
人参1/4本
豆腐半丁またはミニ豆腐1個
片栗粉大さじ1杯
お醤油小さじ1/2〜1
◆作り方
1野菜を細かく刻む、レンチンする
2ひき肉と豆腐と野菜をボールにいれて混ぜる
3フライパンで焼く
★ポイント
野菜に簡単に火を通すために500wで3分レンジで温めましょう。
※詳しいレシピはこちらから
離乳〜幼児☆もりもり食べられるハンバーグ by naokubotan
③ギョーザ
一緒に作ることで食べてくれますよ。
時間に余裕があるときは、家族で子どもと一緒に餃子を作ってみませんか。
我が家でもみんなで作りました。
自分で作ったものが出てきたのが嬉しかったのか、お手伝いできているのが楽しかったのか今まで食べなかったのが嘘だったかのようにたくさん食べてくれて私は嬉しかったです。
◆材料 (餃子20個位(種は3分の1くらい余るので肉団子に))
☆豚挽き肉250gくらい
☆ニラとキャベツあわせて200gくらい
☆卵1個
☆にんにく耳掻き1杯程度
◆粉末野菜スープ(和光堂さんの)1袋(2.3g)
◆お湯大さじ2
◆醤油小さじ1
餃子の皮20枚
◆作り方
1野菜をみじん切りにする
2材料を混ぜ合わせる
3餃子の皮で材料を包む
4焼く
◆ポイント
子どもには皮にタネをのせてもらう事をお願いしたり
失敗してもとりあえず好きなように包んでもらうことをお願いしました。
※詳しいレシピはこちらから
離乳食完了期~幼児食まで 餃子冷凍OK by わしん君
④ピザ
餃子と同じく一緒に作ると楽しいのがピザです。
こちらも、餃子の皮に材料を乗せるだけなのでとっても簡単に作れます。
そして何といっても美味しい。簡単で美味しいって最高ですよね。
◆材料 (12枚分)
餃子の皮(大判)12枚
しめじ1個
ピーマン1~2個
ミニトマト12個
ハム3枚
ピザ用チーズ120g
コーン大さじ4
ケチャップ大さじ4
◆作り方
1材料を切る
2餃子の皮に材料を乗せる
3オーブンで焼く
◆ポイント
季節の野菜を使うと美味しいピザができますよ。
※詳しいレシピはこちらから
【幼児食】かんたんピザ by 袋井市(静岡県)
野菜嫌いな子どもにNGな野菜の食べさせ方
NGな食べさせ方があるのは知っていましたか?
NGな食べさせ方は「無理やり食べさせる」ということです。
作ったものを毎回食べてくれないとついイライラしてしまいます。
私も「なんで食べてくれないの!」と怒ったことたくさんあります。
ママやパパは栄養を考えて作っているのに、食べてくれないのは悲しいですよね。
しかし、無理やり食べさせるとトラウマになってしまい逆効果になります。
「10歳までにはたいていの野菜が食べられるようになります」と管理栄養士の人がおっしゃっていました、子どもが野菜を食べないのは本能で次第にたべられるようになります。
上の図は年齢ごとに食べられるようになる野菜の図ですが、10歳までに子どもが苦手だと言われる「トマトやピーマン、人参」は食べられるようになりますよ。
食べさせるのはなかなか大変ですがママやパパも無理をしないように、子どもの成長を見守っていきましょう。
さあ野菜を食べてみよう。
この記事のまとめです。
【実践】野菜嫌いを克服するコツ
①子どもの前で一緒に食べる
②図鑑や本物を見せて野菜が何かを理解させる
③細かく刻む
④味付けを濃いもので野菜の味をごまかす
⑤野菜を野菜ジュースと果物に置き換える
子どもがぱくぱく食べてくれる、簡単野菜レシピ
①ドライカレー
②ハンバーグ
③ギョーザ
④ピザ
無理やりたべさせるのはNGな食べさせ方なので要注意
野菜を食べない子どもにはまず克服するコツを試してみましょう。
また、簡単に調理できるレシピもご紹介しました。
子どもと楽しみながら野菜を食べられるように見守ってみるのもいいですよ。
この記事のライター:misaki43
1歳4ヶ月差の年子姉妹を育てるワンオペママ。地方育ちの転勤族。前職が金融機関に勤めていたこともあり金融記事も執筆しています。夜泣きや離乳食、トイトレに悩みながら子育て中!