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子育てに悩むパパ・ママ必見!栗原類を育てたブレない子育て術とは?

息子に障害があることから、同じように障害児を育てるお母さんたちの体験記をよく読むようになりました。その中でも、障害の有無に関係なく、子育て中のお父さん、お母さんたちにお勧めしたい本をご紹介したいと思います。

ブレない子育てとは?

モデルや俳優として活動されている栗原類さんの母、泉さんの著書「ブレない子育て」

ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記 [ 栗原 泉 ]

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感想(2件)

栗原類さんは、2015年に自身が発達障害であることを公表しました。診断が下りたのは、類さんが8歳のときです。実は、このとき、母親の泉さんもADHDだと指摘されました。泉さんがご両親を反面教師に学んだこと、海外に渡り視野が広がったことが、子育てに向かう泉さんの根底にありました。

本書の「はじめに」で書かれていた文章に、その思いが表れています。

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ただひとつ、私が自負しているのは
「ただひたすらに子どもの幸せを願い、他のみんながこうしているから、普通ならこうだから、という尺度ではなく、自分の頭で考えて、他の誰でもない、自分の子どもにとってベストな選択をしてきた」

ということです。

決して流されはしないという「ブレない心」を持つことが親にとって、とても大切なことであり、子どもにとっても安心して進んでいける道標となるのではないかと思うのです。

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それでは、栗原泉さんがどんなルールで、ブレない子育てを実践してきたのかを見ていきましょう。

以下は、本からの抜粋または要約です。

1. 周囲の雑音に振り回されない知識を持つ

子育てを失敗したくないという強迫観念から、より多くの人がいいというものを参考に、無難な子育てを選びがちです。しかし、子育ても時代と共に変化するものであり、周囲の動向にばかり目を向けていると振り回されてしまいます。子育てに正解はないし、多数派の意見に従えば、いい子育てになるとは限りません。大切なのは、自分自身が子供に必要だと感じるかどうかです。周囲と同じ選択をするにしても、違う選択をするにしても、まずは自分で考え、結論を出す際には必ずその理由も自分で言語化してみるといいです。自分で考える力をつけ、周囲に振り回されないようにするためには、知識を得ることが大切です。例えば、医学博士や海外の育児書を読んでみる、信頼できる第三者に助言を求める、一見、自分に関係のない分野にも触れてみるといったことです。

2.「わが子に今、何が必要か」をじっくり観察する

親が子供に対してどうすべきか、ベストな答えは子供自身にあります。それを見つけるためには、子供をじっくり観察していくしかありません。親の好みや一般論に子供をあてはめようとすると、見落としてしまうことがたくさん出てきます。世間でよく言われる「向いている」は、「他人より上手にできる」とか「比較的スムーズに習得が進む」といったイメージだと思うのですが、実際には「楽しいからやめたいと思わない」「比較的、苦痛を感じずに頑張れる」と自分で感じられるものが向いていることなのではないでしょうか。その視点を忘れてしまうと、子供の好きを見つけても、伸ばしていく機会を失ってしまうかもしれません。

3. 頑張らせることの優先順位を決める

誰にでも1日は24時間で平等ですが、発達障害の場合は、外からの刺激で疲れやすく、1日16時間くらいの感覚だったため、とりわけ優先順位をつける必要に迫られていました。優先順位をつける際に間違えやすいのが、「みんながやっているから」という理由で選択してしまうことです。「人と同じものを選ばない方が少ない労力で大きな結果を得られることが多い」ということもあります。例えば、競技人口の多い野球やサッカーなどを選ぶよりも、マイナーなスポーツを選んだ方が大きな大会にも参加できる可能性が高いし、特技として自己申告しやすいです。勉強に関しても、苦手な子をどうにかしようと無理やり塾に入れても、周囲も勉強を頑張っている中では、成績が下がらないだけで、上がることはないかもしれないのです。そうであれば、勉強を最優先にしないという選択もあります。

4. 子どもと一緒に学ぶ、感動を共有する

家庭教育というのは、「親が子供に伝えてあげられることを、小さい頃から成人するまで長い時間をかけて積み上げていく何か」です。例えば、親子でスポーツ観戦をして感動を共有する、一緒にアウトドアで四季の移り変わりを体感するなど、親が子供に何かを教え、感動を共有する。この繰り返しで、親子間の信頼や尊敬が育っていきます。また、自分が子供時代にできなかったことを、わが子にはきちんと学ばせたいという思いもあるでしょう。そういう時は、親子で一緒に学んでいけばいいのです。親が苦労しながら努力している姿を見せることも家庭教育のひとつです。

5. 人生への前向きな姿勢、社会常識やマナーを教える

「人生に対しての姿勢」は、後天的に体得するという面が大きいのではないでしょうか。親が人生に対して前向きだったり、自発的な行動をとるようにすれば、その姿勢は自然と子供に受け継がれると考え、「親の背中を見せる」というようなものを意識して行動していました。

また、社会常識やマナーは、具体的に根気よく繰り返し伝える必要があります。例えば「礼儀正しくしなさい」とはどういうことなのかまで説明しないと子供には伝わりません。さらに「きちんと挨拶しなさい」と言っても、何が「きちんと」なのでしょうか。大きな声で挨拶することなのか、視界に入った人全員に挨拶することなのか、受け取る人によって変わります。どのように行動すればよいか、子供が理解できるまで具体的に説明して初めて伝わるのです。

6. 子どもの将来を見据えた教育ビジョンを持つ / 7. 親のエゴを外して、子どもの意志を尊重する

子どもが安心して進んでいけるように、子どもの将来を見据えたヴィジョンを持ち、常日頃から子どもに伝え、一貫性のある進路選択ができるように心がけていました。一方で、実際にその道を進むのは、子ども自身です。親が選択肢を提示することは必要ですが、最終的な選択は、子どもの意思を尊重する必要があります。

息子をバイリンガルに育てるために、海外で生活しようと決めてから、年に1回、数週間程度、英国か米国に連れて行き、現地の幼稚園や保育園に短期間だけ通わせる、アパートを借りて生活してみることを繰り返しました。その上で、どこに住みたいかを子どもに選ばせました。日本に帰国してからの進学先を選ぶのも同様です。よいと思う学校をいくつか選び出した上で、最終的な選択は本人に任せました。

本人に選択をさせるということは、親のエゴを抑える修行でもあります。子供の好み、好きなことが、必ずしも親にとって好ましいもの、望むものではないからです。中学、高校と大きくなってからの進学先選びは、本気度、深刻度もアップします。学費を出すのは親なのだから、親の意向もくむ必要があると考えがちですが、それは大きな間違いです。親は親であって、ただのスポンサーではありません。労力がかかるのは当たり前であり、それは親の義務です。親は子供に見返りを要求すべきではないのです。

8. 子どもに言ったことは必ず守る、言行一致させる

「宿題を先にやらないとゲーム機捨てちゃうよ!」など、子どもを叱る際、脅し文句のようなものを繰り返し使っていると、子供は「ただの脅し文句であって実際の行動は違うはずだ」と予測するようになります。

子供との信頼関係の構築において、言ったことをその通りに実行する、言行一致は、実はとても大事なことで、深刻な問題の場合に特にその効力を発揮します。こちらの真意が伝わる警告の仕方、叱り方を心がける必要があります。

守れるかどうか、その時点で100%担保できない約束はしない、安請け合いはしません。仕事のために休日遊びに行けるかわからないのであれば、「行けるように努力する」「調整中だけどまだわからない」と未確定であることを子供に伝えます。記憶力のいい悪いを問わず、親の言葉は、親が思っている以上に子供に影響を与えます。

まとめ

ここに挙げた8つのルールは、一見、ごく当たり前のことばかりですが、実践できているかと振り返ってみると、耳が痛い言葉ばかりでした。日々時間に追われて、その場しのぎの対応になってしまっていることも多いと感じました。皆さんは、いかがでしょうか。

子育てのために米国に移住することも厭わない点や、周囲との衝突を恐れない姿勢など、栗原泉さんが実践されてきたことは、誰もが簡単に真似できるものではありません。ただ、泉さんがしてきたことをそのまま真似するのではなく、その考え方を取り入れていけばよいのではないでしょうか。ここに挙げた8つのルールについて考えることは、親が自分自身の生き方、考え方に向き合える機会にもなると思います。

この記事のライター:Nao

3度の飯よりエンタメが大好きで、エンタメライターを目指す東京在住のアラフィフ会社員。2013年生まれの息子は、軽度の知的障害があり、特別支援学級に在籍。母親に似て歌やテレビが大好きで、親子で仲良く(?)チャンネル争いが日常茶飯事。アメブロはこちら

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