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夏休みのお弁当問題”に「頑張りすぎないで」と言ってくれた学童の職員さん

ワンオペ育児には欠かせない存在、学童。

夏休みなどの長期休みには、特にそのありがたさを実感する。

しかし、夏休みの学童の必須アイテムといえば“お弁当”。

夏休みのイレギュラーなスケジュール、暑さ、仕事、そこに登場するお弁当はけっこうな負担だと思う。

でもお昼ご飯がなければ、子どもを学童に預けられない!

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就学前の学童説明会では、給食がない場合のお弁当の説明があっ

月の入学を控えて、近い距離に子どもを預けられる人がいない我が家は、学童保育に申し込んでいた。

幸いにも学校の敷地内にある学童に入所できることになり、3月中に説明会が開催されるというので、子どもを連れて出向いてみた。

いろいろな決まりやスケジュール、持ち物などの説明があり「学校で給食がない時には、お弁当を持たせてくださいね」とのお話しが。

ああ…お弁当。

毎朝ちょっと早起きして作らないといけない、お弁当。

お弁当作りが苦手は私は、話を聞く前から憂鬱だった。

「働くために、いつもより早起きしてお弁当を作るってすごい大変ですよね」という切り口から始まった、お弁当の説明

学童の職員さんは、私より年上の女性2人でその方達も子どもが小さい時には、学童に子どもを預けて仕事をしていたそうだ。

だから長期休みなどでお弁当が必要な時に、プラスお弁当を作るというタスクが追加されるとその分早起きしなくちゃならないのは本当に大変だと思う、と言ってくれた。

「くれぐれも、頑張りすぎないでね」

私は「お弁当は栄養バランスよくきちんとしてください」的な事を言われるのかと構えていたので、ちょっとだけ安心した。

その時のお話では、毎年本当にいろんな親がいると言う。

  • そうめんと麺つゆを持たせる親
  • 支度がギリギリになってしまい、学童に送ってくる途中に大急ぎでコンビニでパンを買ってくる親
  • どうしても間に合わないので、昼休みに仕事を抜け出してお弁当を届けますという親
  • 500円玉一つを入れてくる親

この中で絶対にNGは、“500円玉一つを入れてくる”だけだとの事。

学童では一度敷地内に入って点呼をしたら、退所時間までは外に出せないから、買いに行かせる事ができないからだ。

その他の例もなかなか豪快だなあと思うけれど、どの親も本当にギリッギリでそれらを用意したんだろう。

学童に子どもを預けると言う時に、対象になる条件は就労だけではない。

家族の介護や自信の病気、就職活動も含まれる。

それぞれの家庭が、ギリッギリだ。

「食事の形を保っていて、食べられる物を持たせてくれればいいんです」

学童の職員さんたちは、子どもがいて出勤の支度をし、子どもの支度をチェックしてさらにお弁当を作る…という一連の事がどれだけ大変かわかってくれている。

その上で、「お金だけ持たせるのはダメ。でも食事の形を保っていて、食べられる物を持たせてくれればいいんです」と言っていた。

「子どもが飢えないでその日を乗り切れればいい」、という強さ

前の日にスーパーで半額惣菜を買ってきて、ご飯と惣菜を詰めてもいいし。

コンビニ弁当そのまま、お弁当箱に詰め替えてもいいし。

おにぎり二つでもいいし。

パンだけでもいいし。

初めての学童のお弁当作りが負担に感じられてしょうがなかった私に、「忙しい中でキャラ弁なんか無理なんだから、食べられればいいのよ~!」という言葉は一気に不安を払拭してくれた。

そして、手が空いていて心に余裕がある時には、家で子どもの好物を作ってあげればいい。

「ちゃんとしたお弁当を持たせなければ!」と、ものすごい戦闘態勢で挑んでいた私は拍子抜けしたし、安心した。

そっかー。

食べられればいいのか。

子どもが飢えなければいいのか。

冷凍食品は罪じゃない。頑張りすぎないお弁当だって、そこそこ美味しいらしい

そして「手作りじゃないとダメなんて事も誰も言わないから、頑張りすぎないで」と続けてくれた。

「お母さんたちはもうじゅうぶん頑張ってるし、そんな大変な時に朝から細かい苦労する事ないよ~」と、さりげなく労ってもらってしまった。

冷凍食品も積極的に使ってね、とアドバイスを受けて…改めて私は、“理想的な子どものお弁当”にイメージに縛られてたのかもな~と思う。

かわいくてバランスが良くて、彩りも量も完璧な“理想的な子どものお弁当”。

そんなの作ろうと思ったら、5時前に起きないといけない。

そして、いよいよ始まった夏休み…私の作るお弁当は冷凍食品だらけ。

レンジを使って冷凍食品をあっためて、小さいおにぎりを作って冷ましてお弁当箱に詰める。

ちょっとの野菜と、一つだけ手作りの卵焼き。

卵焼きはせめて、ハート型にしているけど。

それでも娘は「今日もお弁当、美味しかった!」と言って、お弁当箱を出してくれる。

ああよかった、美味しかったんだ…と安心して、ちょっとだけ元気が出て、夕飯はきちんと作ろうと思ったりする。

頑張りすぎない事で生まれた余裕が、夕飯に向けての活力になった。

暑いし忙しいし、やる事が山積みでイライラする。

その象徴である冷凍食品まみれの学童のお弁当は、食品会社の努力もあり、まずいわけはないだろう。

もしかしたら、ものすごく心に余裕がある日がくるかもしれない。

その時はインスタで見るような、かわいくてフルーツがいっぱい入ってて、きれいな形のオムライスが入ってて…そういうお弁当を作ってあげよう。

冷凍食品は罪じゃない。

そうめんを持たされた子どもは、その日のスターで本人も得意げにお昼を食べていたそうだ。

ちょっと気楽にお弁当を向き合えるきっかけを作ってくれた職員さんに感謝して、明日も私は冷凍食品をお弁当箱に詰める。

この記事のライター:ふじもとつるり

Webライター、エッセイストをしているママです。 2020年に23歳の猫を天国に見送ってからは、7歳の女子と夫の3人暮らし。 里なし・ワンオペ育児の経験を活かして、いろんなエッセイを綴っていきたいです。Instagramアカウント:sweetaiai_

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