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【不妊・妊活】生理不順から不妊に繋がる病気が判明! 検査の大切さを実感した話

※この記事では筆者の実際の経験を元に、女性の体調の変化や健診の大切さなどについて書いています。
途中、不妊や子どもの病気のお話も出てきますので、妊娠中や不妊にお悩みの方はお読みいただく際にご注意ください。

筆者は現在、30代後半で5歳の息子を育てています。
子どもを持つまでの道のりは長く、検査や治療も含めて辛いことも経験もしました。

ぜひ記事を参考に、皆さん自分の体を大事にして、健診・検査に行ってみてください。

生理不順を放置した結果、思わぬ事態に

私は28歳で結婚し、31歳で初めて妊娠しました。避妊はしていないのに、妊娠するまでに3年近くもたっていて、その時点で不妊なのかな?という不安は持っていました。ただ、メーカーの広告制作職についていて、毎日忙しく、自分の体をケアする余裕があまりありませんでした。しっかりした治療などはせず、タイミングだけ取る形で妊活を続けていました。

やっと妊娠して定期検診に通い始めたのも束の間、今度はお腹の子の内臓に大きな病気が見つかります。何度か妊婦健診に行っていたものの、安定期直前の検査で発覚。すでに数ヶ月お腹にいた赤ちゃんを諦めることになったのです。初めての妊娠で、徐々に大きくなるお腹を楽しみにしていたのに、産声を聞けないというのは本当に辛い経験でした。生まれたのは小さな女の子でした。もし私がちゃんと体調を整えていたら、こんなことにならなかったのかな…と今でもその子に申し訳なく思っています。この死産の後、息子を持つまでにまた1年以上かかることになります。

学生の頃から兆候があったのに…

原因をたどると、元々極端に痩せているわけでもないのに、生理が学生時代からずっと不順で、ひと月以上間隔が空くことが多々ありました。ただ、その点に関して私はあまり深く悩むことはなく「煩わしいことが少なくてよかった」と思っていました。今思うといつくるのかタイミングつかめず、2〜3ヶ月おきにしかこない生理ってどう考えても異常なのですが、「産婦人科」にかかるのも怖いし、面倒で放置していたんです。

いざ妊娠・出産となったときに様々なトラブルに見舞われたので、改めて検査したところ「多嚢胞生卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)」という病気になっていました。

多嚢胞生卵巣症候群」はどんな症状?

通常の月経では、排卵するために数十個の卵胞が育ち、排卵されるのは十分に育った1個のみで、他の卵胞は途中で成長が⽌まり、やがて小さくなります。しかし、多嚢胞性卵巣症候群の場合はメインの卵胞が成⻑せず、たくさんの⼩さな卵胞が卵巣内にとどまってしまうのだそう。卵胞がしっかり育たないので、排卵もうまくいきませんし、生理も不順になります。自分が2〜3年の間に、1度でも妊娠できたのは本当に偶然というほかなく、危ない橋を渡っていたという状況でした。

ちなみに、多嚢胞生卵巣症候群の診断を受けて、始めの治療はホルモンのバランスを整えて、排卵を誘発する錠剤を飲むだけでした(もちろん症状やその人の体質によって対応は変わると思います)。痛かったり怖かったりすることはありません。こんな簡単に治療ができるなら早くすればよかった、とその時感じましたね。

自分の状態を正しく理解して、治療することが大事

月経の不順を感じても、すぐ通院するより、漢方やマッサージ、食べ物の改善、お風呂で温めるといった対処から始める方も多いと思います。私も整体やよもぎ蒸しが好きでよく通っていました。ただそのままだと根本原因がわからず、結果的に放置することになってしまいます。月経不順の場合、多嚢胞生卵巣症候群に限らず「子宮筋腫」や「早発閉経」、「子宮内膜症」、「自律神経失調症」など様々な病気が隠れている可能性があります。また、時間が経つことで、無月経→不妊など悲しい結果になってしまうこともあるので、早めの治療を心がけましょう。もちろん、マッサージや温めることも、痛みが和らいだり、血行がよくなるような間接的な効果はあります。気分がリラックスできるのであれば、通院とあわせて続けることはムダにはなりません。

ぜひ皆さん「何かおかしいかも…」と思った時は検査にいってみてください。今は医師の性別を希望できる病院も増えていますし、検査は事前にメールや電話で確認することもできますよ。この記事が治療を検討してる方の助けになれば幸いです。

aoi

コピーライター & Webライターをしながら、幼稚園の元気な息子を育てるママです。
「心が充足する人生」をテーマに、様々なクリエイティブや毎日の発見をシェアしています。

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